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2020年2月3日

ペットの火葬の増加の背景とは

火葬の歴史は、人類そのものの歴史と比べると比較的短く、諸外国などを見てみると火葬の割合が過半数を超えている国は非常に少ないです。

日本でも江戸時代以前は火葬を行うことは少なく、都市部を除けば土葬を行うのが一般的でした。
明治時代以降増加して行った火葬率の背景には、日本という土地柄と文化に関係があります。

実は火葬は人口密度と密接な関係があると考えられています。経済的に考えた場合、火葬は土葬よりも費用がかかります。というのは遺体を火葬するのには燃料などが必要になるためです。

日本に火葬の習慣が定着したのはその仏教をベースとした文化的な背景のほか、特に都市部において土地が不足しているということもあるでしょう。
遺体を土葬するよりも火葬を行った方が埋葬を行ううえで必要になる土地の面積は少なくなります。
そのため江戸時代ごろから少しずつ都市部を中心に火葬を行う施設が建設されていきました。公的な火葬場が増加していくにつれて、火葬率は上がっていき、現在では99.9パーセントを超える割合となっているのです。

また、日本のお墓が家族墓の形をとっているのは儒教という文化的な背景もありますが、個人墓の形で収蔵を行うよりも家族墓の形をとったほうが土地的な効率が良いこともあるでしょう。火葬率の上昇は、土地そして文化の面から発生したことなのです。

一方でペットの火葬に関してはそうした背景とは少し異なることから発生しています。そもそもペットの埋葬は近年まで直接土葬の形で行われていました。
生き物を飼ったことがある人ならば、その遺体を土葬した経験は誰しもあるでしょう。小学校などにおいても、学級で飼育していたザリガニや金魚などが死んでしまったときには校庭の片隅などに埋葬していたはずです。
現在の家庭の状況を考えると、このような方法をとるのが少し難しいというのもペットの火葬率が上昇しているひとつの要因かもしれません。
特に都市部では集合住宅化が進み、自分で自由に扱える土というものがなくなってきています。公共の土地などにそうした遺体を埋葬するのがはばかれるという背景もあるでしょう。
特に飼育数が増えている、イヌやネコの場合、大きな生き物であるため、そのように公共のスペースに埋葬するのがはばかられるという背景もあるでしょう。また、ペットが以前のように家の外で飼われるのではなく、住宅の中で飼われるのが一般的になったという背景もあるかもしれません。
より身近になり家族の一員として扱われるようになったペットを心情的にも人間と同じように供養してあげようという形になってきたこともあります。

これからもペットの火葬の数は増加していくでしょう。単純に総飼育数が増加をしていることや今まで以上にペットの火葬が市民権を得ているということもあります。

今後発生しうる問題点としては、ペットの遺骨の問題です。現在ではペットの火葬をしたのちに、その遺骨を自宅で供養している人がほとんどです。そうした遺骨をこれからどうしていくのかということが今後のペットの供養に関する課題でもあります。

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