2020年2月5日
ペットが亡くなったときに起こる「ペットロス症候群」を乗り越えるために
ペットが亡くなってしまったときに起こる症状「ペットロス症候群」というものがあります。
ペットを飼っていたことがある人ならば誰でも経験したことのあるであろうこの症状は、人によってさまざまな症状が発生します。
やる気が起きない、頭が働かない、食欲がない、情緒不安定になる、感情の制御ができなくなるなど、人が強い精神的なショックを覚えたときの典型的な症状が発生するのです。
ペットはわたしたちの日常において、あるひとつの当たり前のピースとして存在しています。
朝起きてから一緒に散歩をする。いつもリビングの机の下で眠っている、寝る前に必ず挨拶をするなど、日常におけるルーチンのひとつにペットという存在がいたときほどその喪失感というのは大きくなります。
ペットロス症候群はペットを飼ううえで避けられないものでもあります。その対策としては、あらかじめペットロス症候群が発生するということを知っておき、心の準備をしておくことしかありません。
その強い悲しみを癒す方法としては時間によって、少しずつ和らいでいくのを待つほかないのです。
ペットとの思い出というのは記憶として残ります。楽しかった思い出やもっとこうしてあげればよかったという後悔などは少しずつ薄れていくもののわたしたちの中に残るのです。
そのほとんどは日々の生活の中の何気ない一場面などの意識していない一瞬を切り取ったものであることがほとんどです。あとになってそれが非常に大切な瞬間であったことに気が付くのです。
何よりもペットにしてあげられることは生きている間にできるだけ可愛がってあげることです。そして亡くなったときに必要以上に悲しみ続けないことです。
一緒に過ごしてくれた時間に感謝をし、そしてきちんと前を向いて歩んでいくことがペットにしてあげる最高の供養ではないでしょうか。
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