2019年10月9日
ペットの豆知識 ペットのおおまかな寿命と火葬をするまでの時間
多くのペットは人間よりはるかに寿命が短く、イヌやネコでも15年くらいでしょう。
その寿命は大型のものほど長く小型のものほど短い傾向にあります。
ハムスターなどの小型の動物の場合2年から3年ほど、ウサギの場合は4年から6年ほど生きることが多いようです。金魚の場合それらの小動物よりも長く生きることが多く、きちんと育てれば6年から8年生きることもあります。
イヌやネコの平均寿命はかつて7歳から8歳ほどでした。
しかし室内で飼われるようになった結果、病気や怪我の可能性も減り平均寿命も大きく延びました。現在では平均寿命はどちらも14歳以上だと言われています。
トリの場合はその種類によって平均寿命はさまざまです。セキセイインコの場合は7年、オカメインコは15年、コザクラインコは8年、文鳥は8年です。
一方で九官鳥は15年、ニワトリは10年、フクロウは60年以上とその種類によって寿命は大きく違います。
全体として大きなトリほど寿命が長い傾向はありますが、必ずしも大きければ寿命が長いというわけではありません。その生態によっても寿命は異なるようです。
ペットはどんなに大切に飼っていても寿命が訪れます。フクロウのように寿命が非常に長いものでなければほとんどの場合、その最期を看取ることになるでしょう。
その最期の際にはきちんと火葬をしてあげたいものです。火葬を行う前に準備しておきたいのは棺にするための箱と保冷剤、そして遺体をくるむためのタオルです。
保冷剤はドライアイスなどでもかまいません。ペットが亡くなって悲しい気持ちは非常に強いでしょうが、亡くなってからできるだけ速やかに安置してあげるようにしましょう。
大型の動物でも二三時間ほどで死後硬直が起こってしまうからです。
安置の方法としては目や口などをやさしく閉じてあげること、そして前足や後ろ足をおなか側にやさしく折り曲げてあげることです。
亡くなってしばらくは、体液や排泄物が出てくることがあります。優しく拭いてあげたり、コットンを詰めてあげるようにしましょう。
安置した際にはきちんとタオルなどを敷き詰め、保冷剤などで遺体を冷やすようにしましょう。
遺体は夏場だと1日か2日、冬場でも3日ほどで痛みはじめてしまいます。お別れをする時間は、一緒に過ごしてきた時間と比べると非常に短いかもしれません。
悲しい気持ちや名残惜しい気持ちはわかりますが、遺体が腐敗してしまう前に火葬してあげるようにしましょう。
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