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2019年11月28日

ペットの豆知識 映像作品に見るペットへの意識の変化

日本は世界でも類を見ない火葬大国です。その火葬率は99.9パーセント以上に上ります。もちろんこれは人間の火葬の割合です。日本人にとって亡くなったものは火葬をして荼毘に付すというのが当たり前なのです。

ペットとともに日々を過ごすわたしたちはペットを家族のように扱っています。そのため、ペットにも体調が悪くなったときや病気のときには病院が、毛が伸びすぎたときにはトリミングサービスが、宿泊するためのペットホテルのほか、最近では介護施設などもあります。人間だから、動物だから、というくくりでものを考えるのではなく、同じ家族の一員としてペットを捉えています。
その背景にはペットの立場が変化してきたことがあります。

その変化というものは昔のアニメやドラマなどに見ることができます。国民的なアニメであるサザエさん、その作中で登場するネコのタマは縁側もしくは軒下に登場することがほとんどです。磯野家に飼われてはいますが、座敷ネコというわけではなく放し飼いにされています。またドラえもんに登場するネコのミーちゃんにしても屋根の上などで生活をしています。これらの作品の中で登場する風景というのはその作品が作られた時代の様子を示しています。

もし現在こうした国民的アニメが作られればそうした作品の中では、家の中で飼われているイヌやネコがたくさん見受けられるでしょう。現在、特に都市部では一度も外に出さずにペットを飼っているということもあります。庭ではなく、室内でペットを放しているという状況はそれだけ飼い主とペットの距離が近くなったことを示しています。そのため、飼っている動物というよりも家族の一員という意識が強くなり、亡くなったときにはどこかに埋葬するという手段をとるのではなく、火葬するという方法を選択する人が多くなっているのでしょう。

そうした意識の変化からペットを火葬したいと考える人は多くなっています。しかし、そうした意識の変化に対して行政としてのサービスは追いついていないことがあるのも現状です。
ペットを火葬したいという飼い主の意識の変化に対して多くの公営斎場でペットの火葬を行うようになってきました。自治体によってはペットの霊園を設けている場所もあります。しかしそのサービスに対しては自治体による違いが大きく、個別火葬なのか合同火葬なのかという違いや、飼い主にとって非常に大きな関心である遺骨を返してもらえるのかどうかという問題があります。

この差は自治体がどのようにペットに対して考えているのかということが表れているものですが、小さな自治体の場合単純に設備の問題で対応できないということもあるでしょう。

現在ほとんどの自治体でペットの火葬や葬儀、収骨などに関しては民間の業者まかせになっているというのが現状です。しかし、そうした業者をどこまで信用していいのかという不安もあるでしょう。

大切なペットの最期です。しっかりとした業者に依頼したいというのが飼い主の人情ではないでしょうか。そうした飼い主さんの気持ちに応えるべく福山ペットセレモでは誠心誠意・真心を込めて大切なペットをお送りしています。

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