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2020年3月24日

ペットの遺体を火葬する前に家で何日か安置するときには

ペットが亡くなったときに、すぐに火葬を行うのではなく、家で何日か供養することもあるでしょう。そうしたときに安置する方法についてここでは説明してきます。

1.まず、亡くなった直後に遺体を整えます。人間と同じように死後硬直が始まってしまうのでできるだけ早く整えてあげると良いでしょう。小さな動物ほど死後硬直が早く起こるので注意が必要です。

●してあげること
ブラシで毛並みを整える
硬直前に前・後肢を折り曲げる
濡れたガーゼなどで清める

●注意事項
目が開いたままの状態になってしまったり、口が開いてしまったり、舌が出てしまうことがあります。手で優しく目や口を閉じ、舌は口の中に戻してあげるようにしましょう。口がどうしても閉じない場合は布などを巻いて優しく固定してあげるようにしましょう。

2.時間が経過すると全身の力が抜けて出血が起こったり、体液が出てくることがあります。これは普通に起こりうる現象ですので、決して慌てず遺体をきれいにしてあげるようにしましょう。

●してあげること
棺代わりになる箱などを用意し、遺体を安置する
鼻や口、お尻などにコットンを詰める
時間が経過すると落ち着くので、何度かコットンなどを変えてあげる

●注意事項
安置している場所を汚してしまう可能性があるので、遺体の下に汚れてもいいタオルやペットシートなどを敷いてあげるようにしましょう。
大型犬など重くて運べない場合にはシーツや毛布などに乗せて、2~4人で持ち上げて箱や棺に納めましょう。適したサイズの箱や棺がなければ、シーツや毛布の上安置してもOKです。
のちのち遺体を火葬するときに搬出することを考えて丈夫な箱やシーツ、毛布などを下に敷くようにしましょう。

3.箱や棺に納めた遺体が傷まないよう保冷剤などで冷やします。できれば敷いているシーツやタオルなどの下に保冷剤を並べてあげると良いでしょう。

●してあげること
遺体が傷まないよう冷やす
寝かしている場所の下に保冷剤を置く
頭やお腹も冷やす

●注意事項
特に傷みやすいお腹や頭も保冷剤で重点的に冷やすようにしましょう。保冷剤やドライアイスは直接当てるのではなくガーゼなどで包むか、ビニール袋に入れれば、溶けて水っぽくなったり毛にくっついてしまったりすることを回避することができます。

4.供養のため、枕飾りを置いてあげるようにしましょう。線香や生花などを飾り、水や好きだった食べ物を備えてあげるようにしましょう。

●してあげること
水や好物を供える
花や線香で供養する

●注意事項
ロウソクや線香の火は火事に繋がることがあるため、その扱いに注意しましょう。特に小さいお子さんがいる場合などは触れないようにしておくことが大切です。

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