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2019年9月25日

ペットの命を世話するということ ペットショップから火葬まで

日本国内では飼育されているペットの数は年々増加しています。

人口が減少しているというニュースが今後の日本の先行きに暗く影を落とすなか、わたしたちはその癒しをペットという物を言わぬ家族に求めているのかもしれません。
イヌとネコだけでも各1000万匹が飼育されている現在、ペット産業は拡大を続けています。美容院や服屋、病院や介護施設人間顔負けのサービスがペットにも展開されているのです。
ペットを火葬するという人も年々増えてきてるように思えます。
また直接ペットを飼うことができない人は動物に触れ合えるカフェなどに行くことができます。四半世紀前には考えもつかなかったサービスを現在見ることができます。

しかしその一方でペットに対する負の面も知らなければなりません。
報道などで虐待されるペットの映像や殺処分されるペットのニュースなどが流れることもあります。
華やかに見えるペット業界も必ずしも明るい面だけではないのです。

2014年の段階で殺処分されるペットの数はおおよそ10万匹。
この数は現在飼育されていると言われているイヌとネコの数を合わせた約2000万匹と比較すると0.5%という数字になります。
0.5%という数字だけを見て多いと感じるか少ないと感じるかは個人によって異なるでしょう。
しかしそこには数字だけでなくひとつひとつ生きている命が毎年人間の都合で作られ失われていると考えるとどうでしょうか。

最近では多くの動物愛護団体などによってこの数字は減少してきました。
2014年からわずか2年でその数字は6万までに減少したそうです。
しかし減ったからといってそれでよいと言うわけではありません。

日本におけるペットの殺処分が多い背景として多くの動物が保健所に収容されているということがあります。
飼っていたところからたまたま逃げだした場合もあるでしょう。
しかし飼い主が飼いきれなくなり放したケースや無計画に飼った結果どんどんと数が増えてしまい逃げ出しているということもあります。
またペットショップが廃業してそこで飼っていた動物を殺処分する場合や大きくなってしまい売れなくなり飼っていた動物を殺処分しているということもあります。
かわいい、癒されるということだけでなく日本のペット事情にはこうした背景もあるのです。

わたしたちはペットを飼うときにどの動物を飼うか、またどのこを飼うかということを決めて飼うことができます。
また一生に何度もペットを飼うこともあるでしょう。しかし、ペット側からすれば選択肢はなく、また飼い主は一生の飼い主となるのです。

ペットを飼うということはそのペットの命と一生を預かるということです。
亡くなったあとの供養や遺骨の管理方法も含めてペットのことをきちんと考えてあげてほしいものです。

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