2020年1月8日
「飼う」はそのペットの一生を引き受けるということ~お迎えから火葬まで~
ペットを家に迎えるためにはさまざまな用意が必要です。そもそもペットを飼おうと考えようと考えるのはその愛らしさや癒しを求めている人がほとんどでしょう。
一般的なイヌやネコ、ウサギやトリなどから爬虫類や魚など多くの動物が人間に飼われています。
家畜との大きな違いは、家畜が人間の生活を助けるための動物であるのに対して、ペットはその存在がその仕事である点で異なります。現在ではペットは家族やパートナーとして擬人化されて扱われていることも多くあります。
しかし、その愛らしさの反面、非常に手間がかかるということもあります。
散歩やトイレの世話が必要なイヌはもちろん、ネコやウサギも本能的に行動してしまうため家庭内でものを壊したり、またあらぬところにフンをしたりなど飼っているとさまざまな問題がはっせいすることもあります。トリの場合、手乗りとして家の中で放し飼いにしているとフンをしてしまったり、羽をまき散らしたりすることもあります。
また家族に小さい子どもがいるときなどはペットと子どもの両方がケガをする可能性もあるでしょう。イヌやネコでもしつけが上手にできていない場合などは噛みついたり引っかいたりなどすることもあるのです。
ペットは生き物です。それぞれに個性があり、個体差があります。インコであっても良くしゃべる個体もあれば全くしゃべらない個体もいます。
その全てが個性であり、それを受け入れられないとなるとペットを飼うのは難しいかもしれません。
またペットは飼っているといつか死んでしまいます。大きな病気をしなかったとしてもイヌやネコなら15年ほど、小型の動物なら数年から5年程度、トリの場合はその種類によりますが8年から十数年が一般的です。
死んでしまったときにはきちんとその遺体を供養してあげなければなりません。
遺体の供養方法というのは国によって大きく異なります。人間を例にすると日本では99.9パーセント以上が火葬されています、この数字は世界的に見ても非常に高い数字です。
そのため、日本では生き物が亡くなると火葬しようと考えるのが一般的です。その背景には火葬場という施設が公的に整備されており、比較的低価格で火葬を行えるという事情があります。
一方でペットが亡くなったときにはそうした公的機関での火葬は難しいという自治体も変わらず多くあります。
最近ではペットの火葬に対応している自治体もあります。そうしたペットの火葬については自治体ごとに対応が委ねられており、画一的なサービスが行われていないのが現状です。
基本的にはそうしたサービスについては自治体のホームページなどに明記されています。
しかし、その方法というのはあくまで遺体を衛生的に処理するということを重点として行っているものであり、人間の火葬のように葬儀の一環としては行われていません。
またもうひとつの問題点として、ペットの火葬については火葬場の対応時間が短いところも多くあることや、火葬場までペットの遺体を運ばなければならないこともあります。また、自治体によっては先に役所に届け出を出してからでなければ火葬場が利用できないというところもあります。
ペットの火葬業者というのはそうした問題点を解決するためのサービスです。遺体を運ぶことが困難な場合に、出張訪問をして遺体を火葬したり、通常の役所などでは対応できない時間に火葬に対応したりします。また遺骨に関しても収骨を行いたい場合には収骨を、遺骨を手元供養ではない形で供養したい場合にはペット霊園にて供養を行ったりしています。
長く愛情を持って接していれば、きちんと供養してあげたいという気持ちはより強くなるでしょう。そうした際に、自治体のサービス以外で対応ができるのがペット火葬業者によるペットの火葬なのです。
前のコラム ペット火葬業者をきちんと選択する必要性