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2019年10月30日

イヌ・ネコのペットの歴史 人類の長い友人

ペットというとどのような動物を想像するでしょうか。おそらく最も想像する方が多いのはイヌかネコだと思います。どちらも人類と2,000年以上の過ごしてきた歴史を持つ動物です。

イヌが人類と生活を共にし始めたのは今から一万年以上も前のこと。家畜化されたイヌは狩猟の友としてそして日常生活の手伝いをするためにペットとして飼われるようになりました。
日本でも10,000年前ごろから飼われていたのではないかと推測されています。

一方でネコのペットの歴史としては今から6,000年前のエジプトの話が有名でしょう。古代エジプトでは多くの獣頭の神が信仰されていました。頭部がイヌの神、トリの神、ワニの神、そしてネコの神。これらのことが指し示すのは古代エジプトにおいてそれらの動物が比較的身近な存在だったということです。紀元前4,000年のエジプトの遺跡からネコの骨が出土しているということからも、すでにその頃には人間と共に生活をしていたのでしょう。
日本でのネコの歴史ははっきりしていませんが、日本に仏教が伝来した頃に伝わってきたと言われています。

このように古くから日本でもペットとして飼われてきたイヌとネコですが、日本ではペットのイメージは長らくイヌの方が圧倒的に強かったのです。忠犬ハチ公や上野の西郷隆盛像が連れているツンなど多くのペットの像が残されていることからもわかるように、イヌは日本で広く飼われていた動物でした。
ネコがイヌよりも多く飼われるようになったのはここ数年のことで、2017年にネコの飼育頭数がイヌの飼育頭数を上回ったという調査があります。その背景には、イヌの飼育頭数が年々減少傾向になっていることがあります。人口が減少していることやイヌを飼うのに適さない住宅環境になってきたということもあるでしょう。

現在ペットを飼いたいと思っているが、実際飼っていない人にその理由を聞いてみると、イヌを飼いたい人も、ネコを飼いたい人もともに、4位5位に「別れがつらい」「死ぬとかわいそう」という意見があります。
人類の友とも言えるイヌやネコですが、その寿命は人間と比べるとはるかに短いものです。飼ったからには必ずその最期を看取らなければなりません。

現在ではペットの火葬を行う習慣も広まっています。長く共にすごした友人とのお別れをきちんと火葬という形で見送ってあげてはいかがでしょうか。

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