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2019年10月23日

ペットの豆知識 ペットの歴史 供養の歴史

そもそもわたしたち人類がペットを飼うようになった理由はなんでしょうか。
歴史を紐解いてみると、わたしたち人類が動物とともに生活を始めたのは今から約二万年前、原始時代のことだと言われています。
生活に必要な分の食料以外が確保できるようになって、動物を使役して狩猟や農耕を行なうようになりました。

そのころ飼われた動物がイヌでした。現在イヌを飼う人はなんらかの労働を手伝わせるためではなく、単純にその可愛さやスキンシップを行なうことを目的としています。
番犬や狩猟犬としてではなく、家族としてそして子どもとしての役割を果たすことを目的とされました。

そこにいて、飼い主が望むときに飼い主と触れ合う、それが目的になっています。

イヌと人気を二分するネコも同様にそもそもの飼われた目的は愛玩目的ではなく、番猫としてでした。
農作物を守り、蔵や船などに寄り付くネズミなどを退治する役割を持っていました。
また大航海時代に貿易が活発になるにつれてネコは世界中に広まっていきました。

現在ではそうしたなんらかの仕事をさせるためにイヌやネコを飼っていることはほとんどないでしょう。
もともとは人間の仕事を手伝うのがその役目であったのに、現在はむしろ人間がそれらのペットを食べさせるために働いている節すらあります。
家に待っているイヌやネコのために急いで帰るという状況は以前のイヌとネコの関係を考えると少し不思議な気もします。

かつて家畜に近かったペットたちは現在では家族に近い存在になっているのです。

2万年というペットとの歴史の中で起こった、ここ数十年の最も大きな変化はペットの服が売られていることがあるでしょう。

服を着るのは全ての動物の中で人間しかいません。ある意味で服を着るのか着ないのかという違いは、人間かそうでないかの違いでもあるわけです。
人間そのものが人間ではないイヌやネコを人間として取り扱っているのです。
ペットを人間扱いしている要素は他にもあります。ペットの床屋やペットの病院、介護施設やスポーツジムなどです。

ペットの葬儀に関しては以前から行なわれていました。
葬るという行動が非常に根幹的なものであることや、葬らなければ衛生的な面でも問題があったからです。やがてペットの供養は人間の供養の方法と同じように、葬儀は土葬から火葬へ変化していきました。
そしてその火葬は、遺体の処分という意味で行なうのではなく、そのイヌやネコの冥福を祈るという意味で行なうのであれば、ペットの葬儀業者に頼むほかありません。
公的機関のペットの火葬に関しては自治体によって変化はありますが、比較的焼却に近い意味で行なわれていることが多いでしょう。最近ではペットの供養に対応する自治体も増えてきました。
しかし、実は。しかしペットの業者はあくまでサービス業であり、それぞれの業者のサービスも価格も異なり一律ではありません。そのためペットの供養を考える際にはきちんとペットの葬儀業者を見極める必要があるのです。

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